三日目

　下山は速く３時間半程で河口湖口五合目まで下りお土産の買い物。
　頂上で出そうと思っていた残暑見舞いを出し
　（頂上からと書いてますがウソです）
　元来た道を戻ってベースキャンプへ。
　登ってないので皆元気というのがチョット悔しい。
　ホテルのＰＣで調べたらやはり突然の前線の南下が原因と判明。
　自然には勝てなかった。
　（でも一人だけだったら行ったと思う）

　４時頃、山小屋の人にツアーの人かと聞かれ「違う」と答えると
　「今日の登山は危険ですよ」と忠告された。
　子供はさらに危険ということか。
　当然、御来光は拝めず、別の人にも
　「ツアーのリタイアの人と一緒に下山したら」と再度忠告された。
　だが、行けるとこまで行こうと６時スタートで上へ。
　もう一組登ろうか迷っている大人二人組がいたが付いて来なかった。

　登っていくと雨があられになり、突風に飛ばされそうになりながら
　太子館にたどり着いたが雨の日は焼印はしていませんと断られた。
　登るにつれ風雨が強まり風で僕と息子の雨具が破れた。
　霧も濃くなり視界は約10m。
　次の蓬莱館まで上ったが（突然現れたので驚いた）
　ここで前線が南下してきていて当分天気の回復は望めないと聞いた。
　止む無くリタイアを決意。

　突風で破れた雨具。

　ここでは子供に暖をとらせて貰ったうえ
　金剛杖を乾かして焼印までして頂いた。
　（ありがとうございました）
　７時５０分下山。

　荒天を想定していなかったので装備が貧弱すぎる。